冷え性改善は今が旬!実は間違っている冷え性対策の真実
2015/08/25
気温も下がり、冬へと近づくこの季節
末端冷え性や、全身的な冷え性でお困りの方も数多くいますが、皆さんはどのような対策をとられていますか?
実は間違った対策を行っている方が多く、対策をとっているのに、毎年冷え性で悩まされている方が多くいます。
なぜ、冷え性が起こるのか?
原因は人それぞれ違い原因も様々です。
冷え性は、だいたい女性に多く、男性では中高年の方が多くなってきます。
- 基礎代謝の低下
- 筋肉の低下
- 体循環が悪い
- ビタミンやミネナルなどの不足
- 自律神経のバランスの崩れ
- 食生活の悪化
- 運動不足
- 心臓疾患の症状 など…
このような原因も考えられます。
体温調節は、もちろん”自律神経”の支配によって行われています。
『もともと冷え性だった』という方は
たいてい、自律神経の調節がうまくいっていいない方が多いようです。
女性にとって冷え性は、見て見ぬふりはできない問題の一つです。
低体温症や、基礎体温が不安定な方は不妊症や月経不順
などの婦人科疾患の悩みを抱えるの要因にもなります。
東洋医学的な冷え性の見解
東洋医学での1例
体の中にある”気”は温める作用を行っているといわれています。
『気虚症』といって、体の中の気(エネルギー)が不足してしまった方を表します。
気虚症の方は、他にも、全身倦怠感、手足が冷たい、便秘、朝起きるのが辛い、…
などの症状が見られます。
ストレスや疲労、自律神経失調などがとても影響します。
実は間違っている冷え性対策
冷え性の患者さんはとても多くいらっしゃいます。
頑固な冷え性の方が行っている対策は
- ホッカイロをたくさんつけている
- しょうがをたくさん摂っている
- サウナに入っている。
- 長風呂をしている
- 電気毛布で寝ている
などですが…
これらの対策はすべておすすめしておりません!!
冷え性の治療を行っている方は、これらの対策を中止して頂いています。
この便利になり過ぎている世の中ですが、逆に外からの熱を与えすぎて、体の中冷やそうとする力が優位になりすぎて、冷えの原因になっている方が多いのです。
例えば、
キンキンに冷えた氷水に手を数秒入れ、そこから手を出し時を思い出してください。
その手は、冷えた手を温めようとして、赤くなりとても暑くなるのを経験したことがあると思いますが、
その原理が、冷え性の方にはおこっています。
身体は上手くで出来ているので、
冷えすぎたら、温めよう!熱くなりすぎたら、冷まそう!
という原理が働くのです!
サウナや長風呂など、入ると汗をたくさんかくと思いますが、
汗をかくという事は”体を冷やす”原理の一つです。
その時は温まっていても、しばらく経つとまた冷えは戻って根本的な改善にはなりませんので
特に注意してください!
※冷えているからといって、温め過ぎるのは要注意です!
次に”しょうが”ですが、
しょうがは体を温めるといわれています。
しょうがは漢方にも使われますが、誤解している部分もたくさんあります。
しょうがブームは今でも続いていますが、それでも冷え性の方が減らないのはなぜでしょう!?
しょうがは温める作用はありますが
気血を内側ではなく外側(体表)に近いところに持っていく作用がありますので、
実は体の芯から温め冷え性を改善することはできないのです。
なので、料理に入れたり、しょうが湯を飲んだりといった
※しょうがの摂り過ぎは逆に冷え性を悪化しかねませんので、摂り過ぎには注意しましょう!
冷え性でお困りの60代女性
気温も下がり、冷え性でお悩みの方も増えて来ました。
冷え改善治療には鍼灸とアロマトリートメントの60分の治療をしていただいています。
治療後は『足がホカホカと温かくなりました』とうれしいお言葉をいただき、
患者さんも変化を感じているようです。
冷え性のアロマトリートメントに用いる精油は
ブラックペッパー | 温める作用あります |
ジュニパー | むくみに効果的です |
これらの精油をブレンドしたオリジナルオイルでトリートメントさせていただきます。
また”熱くないお灸”を用いて治療するとさらに効果的です!
長年、冷え性で悩んでいる方も、体質を根本的に改善しましょう