脚のオーバーユース症候群とセルフケア方法
過度なトレーニングや専門的な技術練習の反復練習で
よく起こりやすい『オーバーユース症候群』にはよく注意が必要です。
多くは、疲労がたまりすぎて起こるオーバーユース症候群ですが、
スポーツ障害ではとてもメジャーですね。
特に成長期での過度なトレーニングでは起こりやすく、
今後の選手生活に影響を及ぼすことも少なくなりません。
皆さんにも、こういった知識をしっかり頭に入れたうえで、
日々の練習に取り組んでいただきたいです。
まずは、代表的なオーバーユース症候群の疾患をご紹介します。
脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
初心者の競技者や
ジャンプやランニング、ターン、ストップなどの反復練習
よって筋肉に疲労が溜まり脛骨(スネ)に負荷がかかった結果起こる障害です。
スネの前側に沿った筋肉に損傷が生じた状態(脛骨内側)と、
スネの後ろの面の筋肉が損傷した状態(後内側)と
損傷した部分によって、痛む部分が変わってきます。
・下腿上1/3…ヒラメ筋
・↑それより後側…後脛骨筋
・脛骨中1/3内側…長趾屈筋 が原因と思われます。
主にスネの内側に沿った痛みが多いです。
作用する筋肉(ヒラメ筋・長趾屈筋・後脛骨筋・で特にヒラメ筋)から
スネの骨が引っ張られる事により
骨膜に損傷、炎症がきたした結果生じる症状です。
脛骨過労性骨膜炎のセルフケアと予防
① 痛みが出てきたら、熱感が無いかなどをまずチェックしてください。
② 押さえて痛みが出てる部分をアイシング10分~15分を行ってください。
③ 脚の内側を中心に全体のストレッチやマッサージを行います。
スポーツアロマでは
スイートアーモンド油に
ペパーミント・ジュニパー(抗炎症)
ラベンダー・ローズマリーカンファー(鎮静) がオススメです。
※ 痛みが激しいくなる前に、治療院などに受診してください。
足底腱膜炎
足の裏のアーチを支えている足底腱膜に炎症が起こるスポーツ障害です。
ランニングや、ジャンプ、ターンなど床に足を打ち付ける衝撃を繰り返す事により
足のアーチが潰れてしまったり
足底筋の損傷により炎症をきたし発症します。
足底腱膜炎の場合、かかとの前内側に痛みが出てきます。
足底腱膜炎のセルフケアと予防
① 痛みが出ている部分をアイシング10分~15分行います。
② 足の裏を良くマッサージします。
③ 下腿全体のストレッチ
スポーツアロマでは
スイートアーモンドオイルに
ペパーミント・レモングラス(抗炎症)
マージョラム・ラベンダー(鎮静) がお勧めです。
※痛みが激しくなる前に、治療院に受診しましょう。
どちらも、症状が激しくなると
『疲労骨折』
つながるスポーツ障害ですので、
痛みを我慢せずに、ケアを行いましょう。